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マリー・ローランサン展

こんにちは、久々の更新です。

息子から風邪をもらい熱を出してしまい、最近は家の中でゆっくり過ごしていました。楽しみにしていた予定も、全て延期やキャンセルをさせていただいてしまい、本当に申し訳なく思っています。

おかげさまで今はすっかり元気になりました。いろいろとお気遣いをありがとうございました☆

赤ちゃんの咳やくしゃみは、そのしぐさも音も可愛らしいものなのですが、なにせエチケットがないので容赦なく近距離で顔に浴びせられます!今回の一件においては、身体は小さいけれどウイルスは一人前!!!という事実を思い知らされた次第です(-_-;)

Marie-Laurencin

12月20日まで開催されていたマリー・ローランサン展。

終了間際に無事に訪れることができました☆

息子も連れて行ったところ、受付でベビーカーを貸していただけました。荷物や抱っこひもはロッカーに預け、おかげさまでゆったりと鑑賞することができました。

 

マリー・ローランサンといえば、写真のパネルにあるような、ふんわりとした優しいタッチで描かれた、ソフトな色合いのロマンチックな作品がよく知られていると思うのですが、最初からこのスタイルではなかったことを今回初めて知りました。

初期のころの作風は、まるで違いました。もっと力強くそして少し暗い感じのする絵でした。

伝統にとらわれない革新的な作品を追及し続ける中で、何十年もかけて行き着いたのが、このロマンチックな作風だったことが、年代別に展示された作品の変遷からよくわかりました。

芸術に限らずどんな道においても、自分らしさを確立するには、自分の信じる道を淡々と進み続けながらも、一方で時間をかけて経験を熟成させることも必要なのだなということを強く感じました。

すぐに結果を求めて焦ってしまっては、本物にはならないのですね。あらゆる経験が融合され、それらが熟成されるまでには時間も必要なのです。

度々訪れる人生の節目において、必要なものだけを残して不要なものは全て手放し、一方で新しいものは柔軟にとりいれる、そんな潔い取捨選択を繰り返しながら、本当に自分に相応しいものだけを精選していくことが大切なのだと思いました。

そうやって自分の感性に合ったヒト・モノ・コトだけを取り入れ、純度を高めていくことが、その人らしいよりよい人生をつくっていくのだと思います。

 

作品全体をとおして、紫陽花の花のような、青みがかったエレガントな色が多く用いられているのですが、後期の作品になると、そこに黄色や赤なども加わり、それもまた素敵でした。

どんな色をつかっても、美しく上品な配色にまとめあげられていて、その美的センスにうっとりとしました☆

ちなみに0歳児の息子ですが、意外にもキョロキョロと珍しそうに絵を眺めていて、「あー」とか「うー」とか時折感想は述べるものの、泣き叫んだりはせずお利口にしていてくれました。

平日の空いている時間帯を選べば、息子を連れての美術鑑賞もいいなと、今後の楽しみがまた一つ増えました☆

そしてマリー・ローランサンに思いを巡らしていた帰り道、ふと女性画家って珍しいのかな?ということが気になり出しました。そこで『すぐわかる女性画家の魅力』を購入してみました。新しい世界が広がりそうでこちらもまた楽しみです(´艸`*)

 

森本のり子(旧姓:千葉のり子)

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